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汎用シリンジポンプモジュール USP.exeについて

オリジナルの paperChartには TP.exe というテルモ社製シリンジポンプ用モジュールが同梱されています.

このTP.exeは,TE-332, TE-352, TE-371(TCIポンプ)に対応していますが,テルモ社製の新しいシリンジポンプには対応していません.

テルモ社がスマートポンプ(TE-SS800シリーズ)を発売し,TCIポンプもスマートポンプ(TE-SS830T)が発売されると,既存のTCIポンプ TE-371の販売が終了し,TCIを使用した TIVAを行うには TE-SS830T/835Tを使用しなければならなくなりました.

また,テルモ社以外にも外部出力機能を有するシリンジポンプが存在しますが,TP.exe ではこれらのポンプを使用することもできません.

そこで,既存のテルモ社製シリンジポンプ TE-332, TE-352, TE-371 に加え,テルモ社製スマートポンプ SS-800N,SS-830N,SS-830T,SS-835N,SS-835T,クーデック(大研医器)製シリンジポンプ CSP-110,CSP-120,JMS社製シリンジポンプ SP-520,SP-120 に対応した 汎用シリンジポンプモジュール USP.exe を開発しました.現在ニプロ社製シリンジポンプ SP-01αにも部分的ですが対応しています.

現在も,USP.exeは改良を続けている途中ですので,マニュアルも準備はできていませんが,最新版を ここにアップしておきます.動作に必要なファイルのみですが,必要な方はダウンロードしてください.

ファイルは USP.exe,PpcCtrl.dll,pump.txt の3つです.前2つが実行ファイル,後1つが設定ファイルです.paperChart から起動するには,実行ファイルは [paperChartフォルダ]\BIN\monitors フォルダへ,設定ファイルは [ paperChartフォルダ]\CONF\monitors フォルダへ配置してください.ただし,事前に ポンプの動作をチェックする必要がありますので,pump.txt の設定を行うまでは,ダウンロードしたファイルを3つすべて適当なフォルダに解凍してかまいません.

設定ファイルについては,今後順に解説を行う予定です.テルモ社製スマートポンプ以外のポンプはそれほど難しい設定は必要ありませんが,スマートポンプはネットワークに接続するまでに結構手間がかかります.ネットワークの知識も必要となりますが,是非設定をマスターしていただければと思います.