GEの麻酔器は GE ならUnity Network, PhilipsならIntelliBridge, FukudaColin(Mindray)ならマルチリンクなどでモニターにデータをとりこむことが,できますが,
paperChartと直接とりこむソフトを斎藤智彦先生が開発中.
テスターとしてすでに1ヶ月使っていますが,モニターを経由しない分,項目数も多く情報が取り込まれます.
麻酔器の設定なども取りこめるのもうれしい.
(15pinの特殊なケーブルは自作)
Draeger ATLANのpaperChart用ソフトではすでに実装されていますが,将来のバージョンでは,GE麻酔器でもpaperChartに 流量,設定なども自動で記載できるかも.楽しみです.
そもそもは GEの麻酔器とモニターを導入した病院での問題報告からでした.
手書き運用を意図したシステムでUnity Networkでの連携がなく,paperChartを運用開始したがモニター情報のみ取り込まれ,麻酔ガスの情報が取りこめない問題があったので,斎藤先生に相談したのがきっかけでした.
最近は麻酔ガスモジュールが麻酔器側にあるものが増え,麻酔記録システムとしても,麻酔器の情報とりこみが要望されているなと感じています.斎藤先生が 複数の麻酔器に対してモジュールを開発してくれているのは大変心強いです.
注)GEモニターとUnity Network経由であれば,CO2波形がpaperChartにも取りまれますが,直接とりこみでは数値情報だけです.Unity Network90万円の追加出費はなかなか困難な環境ではベストな解決策だと思います.
2024/7 追記です
GE のB155Mなどのモニターでは GEの麻酔器Carestationの情報取りこみを,Unity Network経由ではなく 専用のケーブルで より 安価につなげるようになったようです. 詳しくはGEの担当者に確認してください.