私が言うまでもないことですが、paperChartの凄いところは、機械音痴の麻酔の先生でも使いこなせるところにあると思っています。私どもの施設では簡単なマニュアルを作ったのですが、それすら最近いらなくなりました。
”まず麻酔記録のアイコンをクリックして、とにかく開始ボタンを押してくれればいいです。” 初めはそれだけで十分です。
越川先生は”おばちゃん看護師さんのやることを見て、操作方法を考えた”といっておられました。なるほど・・・・納得です。
薬剤記入欄もかなりの工夫があります。かなり複雑な投与しても、きれいに見やすく記載されています。これにも越川先生の工夫が詰まっています。連立2次不等式の解を求め適切な位置になるように設計されているのだそうです。そんなこと気にしないで我々は使っていますが、他のメーカーのものはこのような工夫がなされているものはあまりないと聞いています。でもこれはカルテとしてとても大事な点だと思います。このような発想は麻酔医でなければ生まれてこないのだと思います。