paperChartでは,シリアルポート(COM)が必要です.
生体情報モニターに対して最低一つ,
シリンジポンプのデータを取得するにはシリンジポンプの数(最大5台まで),
BISやビジレオ,ビジランスなどの器械を加えると最低4ポート程度必要となります.
今デスクトップでも複数のシリアルポートを持っているPCは減りました.
ノートでは特殊な機種以外,シリアルポートを持っていません.
多くのユーザは,USB-シリアル変換ケーブルを使用しておられると思います.
2~3年前に発売されていた廉価なケーブルのほとんどは,
Prolific社のPL2303という型番のLSIチップを搭載した製品でした.
この製品のドライバが Windows7まで(32bit版のみのものもあり)しか対応していないため
Windows8 以降では このUSB-シリアル変換ケーブル が使用できず,
paperChart が Windows8 以降で使用できないと勘違いされたユーザもおられたようです.
これらのケーブルは,Windows8以降のドライバが提供されていませんので,
新しく発売されたWindows8/8.1対応のケーブルを使用することをお勧めします.
IOデータ USB-RSAQ6,Buffalo BSUSRC06,ラトックシステム REX-USB60F は
Windows 8.1(32bit/64bit)に対応しているようです.
管理人のおすすめは,MOXAジャパン社の UPort2410 という製品です.
URLは,http://japan.moxa.com/product/UPort_2410.htm
MOXA社は,さまざまな計測機器用インターフェースを作成しています.
上記製品は,1USBポートで4つのシリアルインターフェースを持っています.
これ以外にも 1,2,4,8,16 など多くのCOMポートを有するコンバータが発売されています.
USBに接続するのではなく,COMポートをネットワーク経由でPCと接続する製品もあります.
こちらは電源とネットワーク環境が必要ですが,ネットワークがつながる範囲であれば
建物内どこにあっても,機器を接続することが可能です.